建設業種別
石工事業の一人親方労災保険 そして年収や仕事内容は!?
石工事業の一人親方労災保険は埼玉労災におまかせください。多数の一人親方様に労災保険のご加入を戴いています。
今回は石工事業の一人親方について書いていきます。
石工事業は一人親方にとって、どんな仕事なのか、その年収と年収アップ方法は?そして石工工事業の一人親方にとってのメリットやデメリットはどんなものがあるでしょうか?
石工事業の一人親方ってどんな仕事?
石工事業とは石材の加工や積方によって建物や工作物を築造する工事業です。
対象になる工事業で大工がありますが大工は木を扱い、石工は石を扱うということですね。
歴史的には大工と同じくらい、建築物を立ててきた工事をしてきた人たちです。
ただ現在では石で建造物をたてることはしません。
なにをするかというと、
- 石積み工事
- コンクリートブロック積み工事
- 墓石工事
- 石鳥居の設置
- 石材加工
などが石工工事業のお仕事です。沖縄のシーサーを作ったり、石積みの塀の作成も石工のお仕事。
いわゆる専門職の職人ですね。
他業界の職人が真似をしようとしてもできないのが実情です。
石工事業の年収は?
石工事業の年収の平均は407万円(2018年度)です。
他の建設業と比べると、少しだけ高く、日本人の平均年収と比べても少し高い数字です。
あくまでもこれは平均年収であり、年齢が低く年数が短い場合は給料も低いですし。一人前になり独立して一人親方になれば、一人親方の大工の平均年収は800万円程度になっていて、一気に年収があがります。
年齢による、会社にお勤めの大工の平均月収を見てみると
- 20代 18.2万円/月
- 30代 28.3万円/月
- 40代 39.3万円/月
という具合で年齢によって月収はあがっていく。月収あたりで34万円が平均の収入です。
一人親方になった場合はもう少し高く、年齢に関係なく年収で820万円前後.
求められるスキルや経験の幅が広いため、スキルによって大きな差があるのが石工というお仕事です。
具体的な仕事
石工は様々な石を仕入れてきて、仕事が始まります。
仕事は1次加工と2次加工にわかれており、
1次加工とは
まず原石は形が整っていませんので、板状に切り出し表面を磨くことから始まります。硬い石の場合は3日かかることもあります。
2次加工とは
切り出した石を製品ごとの大きさに切り分け、細かい加工を行います。彫刻ではありませんが、細かい作業は手作業で行うこともあります。
石工事業の一人親方が取得すると有利な資格
石工事業で取得すると有利な資格は
- 石材施工技能士
- 建築施工管理技士or土木施工管理技士
の2つ。両方ともに国家資格であり、石材施工技能士は1~2級。建築施工管理技士も1~2級があります。
建築大工技能士or土木施工管理技士については必須ではありませんが、しかし元請けとして大きな仕事をとっていきたい場合は必須の資格です。
というのも、工事請負金額が1000万円以上になる建物を請ける際には建築業許可が必要なのですが、その許可を受けるにはこの資格が必要となります。
石材施工技能士
石材施工技能士は各都道府県が行っている石材施工に関する国家資格です。
今後キャリアアップシステムなどにも掲載される資格の一つです。ですから仕事を請けるためには取得しておくと、有利になる資格と言えます。
なぜなら石工を探す場合にこの資格を保持しているかどうかで、フィリタリングされてしまう可能性もあるからです。
この資格は石工としての技術や経験を証明ができる資格です。
仕事仲間やもともとの勤め先からの仕事の依頼だけでやっていくのであれば、あなたの技能を知っている人ばかりなので必要はないかもしれません。
しかし他の施主や元請さんから仕事をいただこうと思うと、一定の技能を持っている証として、この資格は準備しておく必要があります。
そして受験資格も級によって異なっています。
- 1級 7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
- 2級 実務経験2年以上、または3級合格者
となっており、1級には実務経験の長さも必要です。特に1級は石工という仕事において、一人前である証となる資格です。
建築施工管理技士or土木施工管理技士
建築施工管理技士と土木施工管理技士は、国土交通省管轄の施工管理技士の1つ。
規模が大きい建築施工の現場には、主任技術者や監理技術者を配置の義務がありますが、建築施工管理技士はその有資格者となります。
建築施工管理技士は建造物の元請になって管理をするための資格で、土木施工管理技士は土木の仕事に関する元請けになるための資格です。
学歴によって、受験資格も異なりますが実務経験さえあれば、中卒でも1級の取得が可能です。
・1級建築施工管理技士の受験資格
- 指導監督的実務経験を1年以上含んでいる場合
- 大学の指定学科を卒業して3年以上の実務経験、
- 大学の指定学科以外を卒業して4年6か月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業して5年以上の実務経験、
- 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業して7年6か月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業して10年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業して11年6か月以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は15年以上の実務経験
- 二級建築士試験合格者で合格後、5年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格者で合格後、5年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業して9年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科を卒業して9年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科以外を卒業して10年6か月以上の実務経験
- その他の者は14年以上の実務経験
- 専任の主任技術者を1年以上含んでいる場合
- 高等学校の指定学科を卒業し、8年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業し、9年6か月以上の実務経験
- その他の者は13年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定の合格者で合格後、3年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業して、7年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科を卒業して、7年以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科以外を卒業して、8年6か月以上の実務経験
- 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者でその他の者は12年以上の実務経験
https://www.ecc-jp.com/w/kentiku01.htmlより作成しています。
2級建築施工管理技士を取得してからも実務経験が必要で国家資格でもあり、毎年の合格率は20%以下の難関資格です。
この資格さえもっていれば、年収アップは間違いがないでしょう。
- ・2級建築施工管理技士の受験資格
- 大学の指定学科を卒業し、1年以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業し、1年6か月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業し、2年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業し、3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業し、3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業し、4年6か月以上の実務経験
- その他の者は8年以上の実務経験
大学の指定学科を卒業していれば、実務経験1年で受験が可能です。
ただ学歴が全くなくても、8年の実務経験で受験が可能です。
1級の受験資格は、どなたでも取得できるので、建設業にて将来が不安な場合は、資格取得をして、大手もしくは中堅のゼネコンなどの就職などを考えて見てもいいかもしれません。
石工事業で一人親方として働くメリット
石工事業は、他の工事業と一線を画す工事業です。
ですから参入できる人も会社も少なく、新たな会社が入ってきて、自分の仕事をもっていくということはないでしょう。
ですから競走の外側にいるということ。競合が増えないことはメリットです。
そして知識と経験とスキルさえあれば、年収を上げやすいところもメリットですね。
石工事業はこれからもとても忙しい
石工という仕事は今ではかなり仕事も減りましたが、それでもかならず必要な仕事です。
時代によって左右されるような業種ではなく、墓石なども含めなくならない仕事である。ですからこれからもずっと忙しい職種と言えます。
石工事業のデメリット
石工事業のデメリットはスキルによって大きく年収が変わるため、最初や若い頃はかなり年収が低いという点です。
時間をかけて上がっていくのですが、就職したては年収の低さを覚悟しておいた方がいいかもしれません。
石工事業の労災事故事例
石工事業では日々の中で労災事故に繋がる危険性があります。
どんな事故に気をつけるべきか、ここでは労災事故事例について触れます。
砕石場で法面(のりめん)の整形中に上方の地山が崩壊
採石場においてドラグ・ショベルで法面(のりめん)の整形作業を行っているときに地山が崩壊したものである。
石山の掘削から破砕、選別までの採石業務全般を行っており、被災者は同僚と2名で採石場においてブル・ドーザーで地山を少しずつ崩して下に落とし、これをドラグ・ショベルでダンプに積み込む作業に従事していた。
石山の掘削から破砕、選別までの採石業務全般を行っており、被災者は同僚と2名で採石場においてブル・ドーザーで地山を少しずつ崩して下に落とし、これをドラグ・ショベルでダンプに積み込む作業に従事していた。
災害発生当日、被災者は午前7時頃から通常の作業を開始し、同僚は前日までに切り出していた岩石をドラグ・ショベルでダンプに積み込む作業を、被災者はドラグ・ショベルのバケットで掘削面を安全な勾配に整えていく整形作業を、高さ約40mの地山の中間部分にある水平段(奥行き2 m)のところで行っていた。
午前10時30分頃、被災者が行っていた作業場所の真上の地山が突然崩壊し、被災者が運転していたドラグ・ショベルのほぼ半分が埋まったが、このとき最大幅105cm程度の岩石が運転席の前面の窓を破って飛び込んできて被災者の上半身に激突し、被災者は岩石と運転席シートとの間にはさまれた。
地山崩壊の音に気づいた同僚が無線で会社に連絡し、駆けつけた同僚等とともに岩石を取り除き、被災者を病院に移送したが死亡した。
石工事業の一人親方のまとめ
石工事業は伝統のある工事業です。
職人としての技能が大きく問われ、それが年収にも反映されます。
最初はかなり年収の低いところからスタートしますが、年収は上げていくことが可能。もちろん技能も問われます。
要するに腕がみがければ年収も上がるけど、反対も然り。厳しい実力主義の世界ということです。
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著者紹介 社会保険労務士 一人親方労災保険コンサルタント 埼玉労災一人親方部会 理事長 一般社団法人埼玉労災事業主協会 代表理事 1962年生まれ。立命館大学産業社会学部卒。一部上場メーカー勤務を経て20代で独立。以来社労士歴30年、労災保険特別加入団体運用歴10年。マスメディアのコメント、インタビュー掲載歴多数。本人はいたって控えめで目立つことは嫌い。妻、ネコ3匹と暮らす。
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